松本家について
松本家は創業文政二年、ようかん一筋の老舗です。
当店は盆地に囲まれた福島県会津若松市の東山温泉街にあり、湯治場だったこの地は、町場と東山奥地の集落で炭焼きをする人々との中継地点でした。
山を行き来する人々の休憩所として、生活用品を商いながら水羊羹をお出ししていましたが、その水羊羹がとても美味しいので是非「おみやげ」として家にも持ち帰りたいという湯治客の要望を受け、本格的に「ようかん屋」としての営業が始りました。
松本家二代目である名人本井松三郎が大正初期博覧会にて受賞し、松本家の名を全国に知らしめて以来、大正・昭和・平成と各種賞を受賞しており、会津東山温泉の名物として人々に親しまれ続けています。


松本家と東山温泉
松本家が店を構える東山温泉は、湯歴1300年を誇る東北屈指の温泉郷です。
毎年多くの観光客が訪れ、歴史の町会津若松を散策したその夜は、旅情豊かな東山温泉に宿をとるのです。
松本家の創業は、江戸時代の文政2年(1819年)当時の東山温泉は、「たぬき湯」「むじな湯」と呼ばれる湯治場でした。
松本家はその湯治客の為に田舎羊羹(現在の水ようかん)を発売。
初代 吉松は屋号を「松本家」と定めた。二代目 松三郎は東山村長を三期をも務めた人物で松三郎の代において松本家は菓子匠としての頑固たる基盤を築き上げた。
「松本家」の名前の由来について。
初代店主吉松や二代目店主松三郎と「松」のつく名前が代々多い事と松本家の苗字「本井」、そしてその「家族」で商いをすることから「松本家」と屋号を改めたと伝えられています
原材料へのこだわり
特筆される松本家の味の秘訣は、なんといっても原材料にあり。
羊羹の主原料の小豆は北海道産。
寒天は信州産の極上物に限定。
素材も国産栗や和ぐるみ、京都宇治抹茶など国産物を使用しております。
製法へのこだわり
羊羹の練り上げには昔から変わらずの銅釜を使用。昔ながらの製法でひとつひとつ手作業で製造、梱包しております。